生活習慣病に対する運動療法
こんにちは!
前回まで生活習慣病についてご紹介してきましたが、
今回は、そんな生活習慣病を改善・未然に防ぐための1つの方法としての
運動についてまとめていきます。
肥満に対して
単純性肥満を改善するためには、1日の消費エネルギーが摂取エネルギーを上回る必要があります。
そのためには、消費エネルギーを減らすか、消費エネルギーを増やすこと、もしくはどちらも行なっていくことになります。
しかし、注意しなければいけないのが、体重を単に減少させればいいというわけではないということです。
1日の消費エネルギーの約70%は安静時基礎代謝といい、動かなくても消費するエネルギーです。
安静時基礎代謝の多くは、骨格筋によりエネルギー消費が行われているためです。
生命を維持するために必要なエネルギー消費です。
そのため、急激なダイエットにより骨格筋も減少してしまうと、
この安静時基礎代謝も下がってしまうため、痩せにくい身体になってしまいます。
そこで重要になるのは、筋肉量を減少させることなく、体脂肪量を減少させることで基礎代謝は下げることなく、体重を減少させることができるのです。
ここで、運動をするときのポイントをご紹介します!
- 運動強度を高くするよりも運動時間を増加させることに重点を置く
- 1日の消費エネルギーの約10%(300kcal)を運動で消費する
- 関節に過度な負担がかからないようにする
- 肥満者は、運動中に高体温になる危険性が高い
- 筋力トレーニングを併用する
などがあります。
重度の肥満で体重が多い場合には、関節への負担も大きくなります。
また、高体温にもなる可能性があるため、水泳などを行うのも効果的です。
筋力トレーニングをするメリットとしては、骨格筋量を増やすことで安静時基礎代謝が高まり、1日の消費エネルギーが増加することです。
一般的には、最大酸素摂取量の40%〜70%程度の強度で1日30分〜60分間の運動を
週5回以上行うことが推奨されています。
また、日常生活において運動量を高めるために1日10000歩以上歩くと良いとされています。
よく、ダイエットだと過度な食事制限をして痩せる方が多いと思います。
しかし、食事のみで体重を減らしてしまうと、筋肉量も減少してしまい基礎代謝が減少します。
多くの方が期限を決めて食事制限をして体重を減らすと思います。
体重が減ったとしても、食事を元に戻してしまうとリバウンドしてしまいます。
そこで、オススメになるのが運動習慣を身につけるということです。
運動をすることで筋肉量をある程度維持したまま、体重を減らすことができ
そこまでの過度な食事制限をしなくても大丈夫です。
すると、食事制限のみの場合と比べ、体重の減少に比べ筋肉量の減少量も減らすことができます。
その結果、太りにくい身体づくりをすることができ、より健康的に痩せることができるのです!
今回は、肥満に対する運動療法についてご紹介しました!
詳細で気になるところがあれば、コメントお待ちしております!
今回は以上となります!