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意外と知らない糖尿病

こんにちは!

 

今回も前回に引き続き生活習慣病についてです。

 

今回は、糖尿病です!

聞いたことはあると思いますが、詳しく知らない方もいると思いますので

ご紹介していきます!

 

 

1.グルコース

糖尿病は、排泄される尿中にグルコースと呼ばれる糖質が含まれてしまう疾病のことを言います。

 

本来、血液中に含まれるグルコースは、腎臓ですべて濾過されるため尿中に排泄されることはありません。

 

しかし、糖尿病の場合は、血液中に腎臓の濾過能力を上回る濃度のグルコースが存在しています。

 

そのため、濾過しきれないグルコースがそのまま尿から排泄されてしまうため糖尿病と呼ばれています。

 

2.インスリン

本来、血糖値を下げる働きをするのがインスリンと呼ばれるホルモンです。

 

インスリンは、ランゲルハンス島のβ細胞と呼ばれる細胞から分泌されるホルモンで、

1869年にドイツの学生のランゲルハンスが、膵臓を構成する細胞の中に他とは異なるものを発見し、まるで海の中にぽつりと存在する孤島のようであったことからランゲルハンス島と名付けました。

 

インスリンは、肝臓から血中に放出されたグルコースを筋などに取り込む作用をします。

 

すると、血糖値は低下します。

 

インスリンが筋細胞の細胞膜に存在する受容体に結合すると、筋によるグルコースの取り込みが促進されます。

 

したがって、インスリンの機能が働くかどうかは糖尿病発症の直接の原因となるのです。

 

3.原因

糖尿病の原因は2種類に分けられ、1型糖尿病2型糖尿病と呼ばれています。

 

1型糖尿病は、何らかの理由によりβ細胞が破壊されてしまい、インスリンが分泌されなくなるために発症する糖尿病です。

 

そのため、インスリンが血中のグルコースを筋に取りこむことができないため、生命を維持するためには、インスリンを外部から注射しなければなりません。

 

一方で2型糖尿病は、インスリンが分泌されているのにも関わらず、血糖値が低下しないものです。

 

糖尿病患者の約95%がこれにあたり、治療には必ずしもインスリンを必要としないため、インスリン非依存性糖尿病とも呼ばれています。

 

2型糖尿病を発症するのは、正常体重者と比べ肥満者で高いことがアメリカの研究で示されています。

 

この研究では、BMIが女性で27.3、男性で27.8を超えている場合に数倍の頻度で発症することが報告されています。

 

4.リスク

糖尿病は、かつては確実に死に至る病であったが、治療法が確率され現在では治療により通常の生活を送ることができるようになっています。

 

しかし、糖尿病の症状が進行すると、血管障害、失明、腎不全などの様々な合併症が起こる可能性があります。

 

血管障害になれば、心筋梗塞脳梗塞のリスクが高まり、

 

腎不全になってしまうと、最悪の場合、人工透析をしなければならなくなってしまいます。

 

そのため、糖尿病はしっかりと治療をし、症状が進行しないように十分注意していくことが必要です。

 


今回は、糖尿病についてご紹介してきましたが、糖尿病の怖さは伝わったでしょうか?

 

糖尿病の予備軍の方は、早めの対応が必要ですので気をつけていきましょう!

 

糖尿病にならないためには、食事や運動習慣を見直すことが第一です。

 

これから長い人生を健康で暮らしていくために、何が必要なのか、それを考えて行動に移していくことが重要だと筆者は考えます。

 

今回は以上となります!