GI値とGL値の違い知っていますか?
こんにちは。
今回はGI値とGL値の違いについてまとめていきます!
1.GI値
GIとは、Glycemic Index (グリセミック・インデックス)の略で食後2時間以内の血糖値の上昇を表す指数です。
GI値は、食品によって変わり、その値が高いほど血糖値の上昇が大きく、インスリンもより分泌されます。
そのため、糖尿病患者はインスリン感受性が悪いことがほとんどなので、GI値の高い食品を摂取してしまうとインスリン濃度が高い状態が長く続いてしまい、脂肪の蓄積が行われやすくなってしまいます。
2.血糖値の上昇
糖質を含む食品を摂取すると、消化され血中にブドウ糖という形で吸収されます。
血中のブドウ糖濃度(血糖値)が高まると、インスリンという物質が分泌されます。
インスリンは、血糖を細胞へと取り込む働きをするため、血糖値を下げます。
血糖値は食後に急激に上昇し、2時間ほど経過すると食事前とほとんど同じくらいの血糖値へと減少します。
しかし、糖尿病の方は先天的にインスリンを分泌することができない、またはインスリンを分泌することはできるが各器官のインスリンに対する感受性が低く、思ったように働かないという2つのパターンがあります。
インスリン濃度が高い状態だと、ブドウ糖の処理を先に行おうとするため、脂質などの代謝が行われず脂肪として蓄えられやすくなってしまいます。
その結果、太りやすくなってしまうのです。
3.GL値とは
食品選択をする際には、GI値が低い食材を選ぶと血糖値の上昇を抑えることができます。
食材のGI値はこちらを参考にしてください。
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/glycemic-index/glucose-level/
しかし、ここで問題として上がるのは、いくらGI値が高いとしてもたくさん食べなければ良いのではないかという考えです。
そこでGL値という考え方が生み出されました。
GLはGlycemic Loadの略で、食品に含まれる糖質の質量にGIをかけて100で割ったものになります。
つまり、実際に食事で食べる糖質量を考慮して出される値になっているのです。
GI値は、血糖値に着目した考え方。
GL値は、糖質量と血糖値に着目した考え方になっているのです。
GL値についてはこちらを参照してください!
4.食材選択
それでは、どのように食材を選べば良いのでしょうか?
- 朝はGL値が高い食材
- 夜はGL値が低い食材
- 食べる量に気をつける
- 野菜などの食物繊維を一緒に撮ると、血糖値の上昇を抑える
- 肉や魚も毎食1品は摂るようにする。
食材を選択する時にはバランスを意識することが1番大切です。
いくら低GI食品だけ食べたとしてもダイエットは成功しにくいです。
野菜や魚をバランスよく食べる必要があります。
野菜はできるだけたくさん、魚などは毎食1品ずつとるように心がけてください!
今回は以上となります!