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加圧トレーニングが体に与える正の影響

こんにちは。

 

今回は、加圧トレーニングについてです。

加圧トレーニングは、空気圧により血圧を高い状態にすることで運動効果を高めることが期待されています。

 

そんな加圧トレーニングをすることによりどんな影響があるのか見ていきます!

 

 

1.加圧トレーニングとは

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加圧トレーニングとは、下肢または上肢を加圧ベルトで加圧することで、適度な血流制限下でのトレーニングを行うことで、短期間かつ軽負荷で筋肥大効果を期待できるというものです。

 

注意して頂きたいのが、血管がうっ血してしまうほど強く加圧するものではないということです。

 

近年だと、オリンピック選手やプロスポーツ選手などの強化トレーニング、宇宙空間に長期滞在する宇宙飛行士の筋肉量維持において実績があり、リハビリテーションや医療現場においても用いられるようになっています。

 

2017年の世界陸上で優勝した35歳のガトリン選手やテニスのウィンブルドン選手権ではフェデラー選手が史上最年長の35歳で優勝を飾るなど、加圧トレーニングを導入することにより年齢的ハンディキャップを覆すような成果を生み出しています。

 

 

2.ランナーによる加圧トレーニン

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ラソンランナーに対して、加圧トレーニングを実施した結果をご紹介します。

 

上肢は、ベンチプレス、プルダウン。

下肢は、ランジ、レッグエクステンション、レッグカール、カーフレイズ。

 

を行い、その後30分間のトレッドミルを行いました。

 

すると、加圧トレーニング期間とベンチプレス、プルダウン、レッグカールの重量増加において正の相関が見られ、それに伴いフルマラソンの完走タイムにおいても短縮効果が見られました。

 

 

3.血流制限がトレーニングにもたらす効果

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別な実験では、健康な男子大学生に対して2週間の加圧トレーニング(スクワット/レッグカールを強度20%1RMで、それぞれ30回と15回を3セット)を毎日2回、継続させたところ、下肢の筋サイズ・筋力共に有意的に増加しました。

 

このことから、2週間の加圧トレーニングは通常の筋力トレーニングの3ヵ月分の効果と同等であると報告があります。

 

すなわち、加圧をすることで、短期間かつ軽強度のトレーニングでも筋肥大や筋力の増加において有意的な効果が認めることができるということなります!

 

レーニングをする上で、短くかつ効果をもたらすことは重要な要素であると考えることができるため、加圧トレーニングはかなり有効なトレーニング法だと言えますね!

 

ぜひ、1度試してみてください!

 

今回は以上となります!