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有酸素運動を行う効果的な時間は?

 

こんにちは。

みなさん、ダイエットに興味がある方なら有酸素運動をしている方が多いかと思います。

しかし、その有酸素運動にも効率の良い時間帯があるのをご存知ですか。

今回は、身体のエネルギーシステムと有酸素運動を行うときに気をつける点についてまとめてみたいと思います。

 

 

 

おにぎり 

 

1.エネルギーシステム

人間は食物をとり、消化・吸収しそこからエネルギーを得ています。

エネルギーは、炭水化物(糖質)・脂質・たんぱく質と呼ばれる三大栄養素から得ています。

そして、身体の中では、エネルギーを効率よく使うために、様々なエネルギーシステムが存在しています。

 

  • ATP系回路
  • 解糖系回路
  • 有酸素系回路

 

この3つに分けることができます。

上2つは、いわゆる無酸素運動と呼ばれる運動を行ったときに使用される回路になります。

一番下は、その名前の通り有酸素運動を行うときに使用される回路です。

 

詳細の説明は省きますが、ATP系回路ではクレアチンリン酸というものがエネルギーとして使われます。

また、このATP系回路は、瞬発的に大きなエネルギーを発揮する際に用いられます。

例としては、100m走やすごく重い物を踏ん張って持ち上げるときに使われます。

 

次に、解糖系では糖質をエネルギーとして用います。

この回路を用いるのは、筋トレなどの無酸素運動を行ったときで、身体の中の糖質を用います。

 

最後に、有酸素系回路では、糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーとして用いる回路になります。

イメージとしては、歩き続けてくださいと言われれば、疲労は溜まると思いますが、永遠に歩き続けることができますよね。

人間が動き続けるために使われているエネルギー回路になるため、身体の中にあるエネルギーがなくなるまで動けるということになります。

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2.有酸素運動

続いて有酸素運動について詳しく考えてみたいと思います。

有酸素運動では、糖質や脂質をエネルギーとして用います。

そのため、糖質が無ければ脂質つまり脂肪を優先的にエネルギーとして消費してくれることになります。

 

それでは、糖質をない状態はどうすれば作り出せるでしょうか?

1つは、朝起きてすぐになります。

人間は寝ている間にも、エネルギーを消費するため身体の中の糖質などを使うため、寝起きは糖質が不足している状態になります。

そのため、朝起きてすぐウォーキングやランニングを行うと脂肪が燃焼しやすくなるのです!

 

2つ目は、無酸素運動を行った後です。

無酸素運動を行うと身体の中では解糖系回路が使用されます。すると、糖質をエネルギーとして用いることができるのです。

体を動かした後に頭がボーっとした経験はありませんか?

あれは、糖質が不足してしまい、頭に糖質が回っていない状態になっているからです。

そのため、この状態で有酸素運動を行うと糖質がないため、脂質を効率よく燃焼することができるのです。

レーニングをされる方は、先に筋トレをして、最後に有酸素運動をしてみると脂肪燃焼には効果的ですよ!

 

ぜひ試してみてください!

 

今回のポイントをまとめると、

  • 筋トレでは糖質を使う
  • 有酸素運動では、糖質と脂質をどちらも使う
  • そのため、筋トレ→有酸素の順で行うと脂肪燃焼には効果的
  • もしくは、朝起きてご飯を食べる前に有酸素がおすすめ

という形になります。

糖質が不足してしまうと、脳の栄養も不足してしまい、勉強や仕事に影響が出てしまうので

レーニング後にはしっかりご飯を食べることをオススメします。

 

今回は以上となります!