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ウォーミングアップについて

 

こんにちは。

 

秋になって涼しくなったので運動を始める方も多いかと思います。

 

運動をする前には、準備運動(ウォーミングアップ)をしていますか?

 

なんとなくした方が良いというのはわかっているとは思いますが、本当に必要なのか。

ウォーミングアップをするメリットについてご紹介したいと思います。

 

 

ウォーミングアップをすることの目的としては、パフォーマンスを上げるということになります。

パフォーマンスを上げるというと、スポーツ選手が対象なのではないかと思われる方もいると思いますが、

そんなことはありません。運動をされる方、全員に関わるところになってきます。

 

ウォーミングアップの主な効果として3つ説明していきたいと思います。

 

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1.筋温・深部体温の上昇

ウォーミングアップをすることにより、筋肉の温度・体温を上昇させることができます。

 

温度が上昇すると、筋肉の収縮や弛緩速度が上昇します。すると、筋力やパワーを発揮しやすくなるため、効率よく運動を行うことができるようになるのです。また、筋温が上昇すると、粘性の低下がみられます。

 

寒い日は体が硬いという経験をした人も多いと思います。これは、筋温が低いと、筋肉とその周りにある筋膜が癒着しています。

 

すると、筋肉が伸び縮みするのが妨げられるため、柔軟性が低下するのです。

 

ウォーミングアップをすることにより、筋温が上昇し、この粘性が低下するため柔軟性の向上に繋がります。

 

また、筋肉の柔軟性が向上すると、関節の可動域も上昇します。柔軟性がないと急に動いてしまい、筋が損傷してしまう可能性も大きくなります。

 

2.血流の増加

ウォーミングアップで体を動かすと、筋肉も収縮・弛緩をします。すると、筋ポンプ作用によって、血流が増加します。

 

血流が増加すると、酸素運搬量が増加します。そのため、疲れにくくもなりますし、さらに細胞も酸素が必要となります。

 

その細胞が必要とする酸素量も増えるため、基礎代謝が増加します。

 

また、運動をすると作られる乳酸も血流が増加することで溜まりにくくなるため、疲れにくくなるのです。

 

ただし、乳酸は疲労物質とされていましたが、現在は疲労物質ではないとされてもいます。

 

3.神経系の活性化

ウォーミングアップをすることで、神経系も刺激されます。

 

神経は、身体を動かすのに必要であるため、この神経系が活性化すると、神経伝達速度が上昇します。

 

つまり、反射速度が上昇するのです。反射速度が上昇するということは、刺激に対しての反応が早くなるということです。

 

それは、身体を支えるのに効率よく身体を使うことができるということを意味します。そのため、運動効率も上がりますし、ケガの予防にもなるのです。

 

こう言った理由から運動前のウォーミングアップはケガ予防の観点からみても必要ですね!