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テストステロンと音楽の関係について

こんにちは。

 

レーニングをされる方ならテストステロンというホルモンを聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

テストステロンは、男性らしさを保つためには必要不可欠なホルモンで、加齢とともに減少することが知られています。

 

テストステロンが減少すると、筋肉量や筋力の低下、肥満や性欲の低下などの症状が現れてしまいます。

 

今回は、そんなテストステロンと音楽という観点から考察していきます。

 

 

1.テストステロン

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テストステロンは脳からの指令により、男性は約95%が睾丸(精巣)、約5%が副腎で生成されます。女性は卵巣や副腎で生成されます。

 

テストステロンの原料はコレステロールであり、コレステロールが不足してしまうと十分な生成ができません。

 

そのため、適切な食事をすることによりコレステロールを補給し、テストステロンを生成することが大切になります。

 

また、肥満になるとテストステロンの分泌量が低下します。

ストレスが増えるとその分泌量が低下することも知られています。

 

そのため、テストステロンの分泌量を増加させるためには、適度な運動正しい生活習慣食生活を心がける必要があるのです。

 

2.テストステロンの働き

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テストステロンは男性ホルモンの1つで、男性らしい身体作りのために必要なホルモンとなっています。

 

男性の場合、思春期に声変わりや陰毛の発毛などに関わり、筋肉量を維持したり、性欲を生み出したりという働きをします。

 

テストステロンは、男性ホルモンですが女性も分泌しています。

しかし、その分泌量は男性のおよそ20分の1程度であり、その量は1日を通してそれほど変化しないとされています。

 

アメリカの研究では、認知症の患者にテストステロンを投与したところ、認知力の向上が見られました。(日本では投与は認められていません。)

 

また、テストステロンは精神にも大きな影響を及ぼします。

テストステロンが少ないと、うつ傾向、やる気が出ないといった症状がでます。

 

これは、高齢の男性が退職後に気力がなくなってしまうのが、仕事というやりがいがなくなり、テストステロンの分泌量が減少しているためにやる気が出ないというために、

燃え尽き症候群のような形になりやすいのです。

 

3.音楽とテストステロン

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それでは、テストステロンの分泌量を増加させるためにはどのような方法があるのでしょうか?

 

今回は、音楽を聞いた際のテストステロンの分泌量についてご紹介します。

 

70名(男性60名、女性10名)に対して30分の音楽聴取と30分の沈黙でテストステロンの比較を行いました。

 

すると、音楽聴取をするとテストステロンが減少したという研究結果が出ました。

 

これは、音楽聴取により攻撃性が低下したことを意味しており、テストステロンを増加させる上で、音楽を聞くことはあまり適していないことを意味しています。

 

実際に、音楽活動をしている男性のテストステロンは少ない傾向にあり、音楽はテストステロンを減少させることに何かしらの関係がることを示しています。

 

しかし、音楽のカテゴリーなどによってその違いが出ていることからさらなる研究が待たれます。

 

 

4.まとめ

今回は、男性ホルモンであるテストステロンと音楽についての関係について考察してきました。

 

  • テストステロンは、男性には必須のホルモン
  • 分泌量が少なくなると、筋肉量の減少やうつ傾向に
  • 音楽を聞くと、テストステロンは減少する

 

という結果になりました。

 

運動時に音楽を聴きながらする方も多いとは思いますが、これはテストステロンを上昇させるという観点からみると、あまり合理的ではないという結果になりました。

 

今回は、あくまでテストステロンだけに絞って話を進めてきましたので、運動における音楽聴取については、またまとめていきたいと思います!

 

今回は以上となります!