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筋の種類とエネルギー源

こんにちは。

 

今回はみなさんが何気なく動かしている筋肉について。

 

また、その筋肉を動かすのに必要なエネルギー源についてまとめていきます!

 

 

1.筋の種類

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筋は、心臓を動かす筋肉である心筋

 

内臓や血管を動かす平滑筋

 

人間の身体の姿勢の保持や身体を動かすために用いられる骨格筋

 

以上の3種類にまとめられます。

 

また、心筋や平滑筋は自らの意識で動かすわけではないことから、不随意筋と呼ばれます。

 

心臓は何もしなくても動きますよね。ホルモンなどが分泌されることにより、拍動回数は変化することはあります。

 

一方で、いわゆる筋肉と呼んでいる骨格筋は、身体を形作っています。手を動かそうとすれば、上腕二頭筋が動くように、自らの意識で動かすことから随意筋と呼ばれます。

 

 

 2.エネルギー源

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身体で用いられるエネルギーは、アデノシン三リン酸(以下、ATP)から得ることができます。

 

ATPは、1つのアデノシンと3つのリン酸が結合してできている分子になります。

 

アデノシンは、リンと結合することでエネルギーを蓄えることができます。そのため、高エネルギーリン酸化物と呼ばれています。

 

筋収縮する際に得られるエネルギーは全てこのATPから得られているのです。

 

ATPがアデノシン二リン酸(ADP)と1つのリンに分解するときに、エネルギーを放出し、この時のエネルギーが身体を動かすときに用いられるのです。

 

糖質・たんぱく質・脂質がATPのエネルギー源となるため、食事から取ることにより身体を動かすことができるのはこのためですね。

 

a.糖質

摂取された糖質は、体内でグリコーゲンやグルコースという形で存在しています。

 

グリコーゲンは肝臓や骨格筋で貯蓄されており、グルコースは血中に貯蓄されています。

 

このグルコースがATPを得るために分解されます。

 

b.脂質

食物から摂取された脂質は、身体の中でトリグリセリドとして貯蓄されています。

 

このトリグリセリドは、グリセロールと遊離脂肪酸に分解され、血中に放出されます。

 

遊離脂肪酸は、筋に取り込まれ、ミトコンドリアにおいてATPを産生するために用いられます。

 

c.たんぱく質

摂取されたたんぱく質は、アミノ酸に分解され、ATP産生に使われています。

 

しかし、体内においてアミノ酸のエネルギー供給の寄与は、糖質や脂質と比べると小さくなっています。

 

 

今回は、筋肉の種類とそのエネルギー源についてまとめてみました。

 

次回以降は、さらにATPについてまとめていきます!

 

以上となります!