お茶を飲むことで脂肪燃焼効果がある!?
皆さんはトレーニングをする時にドリンクを飲みますか?
水やスポーツドリンク、BCAAやEAAなどといったものを飲まれていると思います。
今回は、トレーニング中のドリンクとしてお茶は有効なのかということについて考察していきたいと思います!
お茶の種類と有効成分
お茶には緑茶、紅茶や烏龍茶など様々な種類がありますが、全て同じお茶の葉から作られるって知っていましたか?
お茶は茶葉の発酵度によってその味や色が変化するのです。
茶葉にはカテキンというポリフェノールが含まれていますが、カテキンは非常に酸化しやすい物質です。
緑茶は、製造工程中で酸化酵素の働きが抑えられるため、ほとんど酸化しません。
しかし、烏龍茶や紅茶では、酸化酵素の作用で酸化してしまいます。
すると、本来は水溶液中では無色のカテキンが、オレンジから赤色となります。烏龍茶や紅茶が赤っぽい色をしているのは、こ
のためです。
カテキン
カテキンはお茶に含まれるポリフェノールで、渋みや苦味のもとです。
このカテキンを長期間(3ヶ月)摂取すると、体重や体脂肪量に低減効果があるという報告がされています。
肝臓の細胞の中には脂肪を燃焼させる酵素があり、高濃度のカテキンを摂取すると、カテキンが肝臓の酵素を活性化させると考えられています。
その結果、脂質代謝を活発にして体脂肪減少に繋がるのではと考えられています。
そのため、お茶を飲むことで脂質代謝が活発に行われるようになることから、グリコーゲンが温存され持久力が上がる可能性もあるのです。
カフェイン
お茶にはカフェインも含まれています。
カフェインはコーヒーに含まれているイメージが大きいと思いますが、お茶にもカフェインは含まれています。
カフェインには利尿作用があることが知られているため、運動中のカフェイン補給は脱水症状をひき起こす可能性があるのではないかと考えられています。
しかし、ある研究によると、日常的にカフェインを摂取しているグループにカフェイン入りの飲料と、入っていない飲料を摂取するという実験を行ったところ、それぞれで尿の排泄量に差はみられませんでした。
また、水分補給状態においても有意な差がみられず、カフェイン摂取により、尿が増えたり、喉が乾くということはあまり考えられないという結果が出ました。
一方で、カフェインには集中力をアップさせたり、脂肪燃焼効果があるとされています。
こういったことを踏まえると、お茶の摂取は問題ないかもしれません。
しかし、一般的なスポーツドリンクには、糖質が含まれています。
この糖質は運動時のエネルギー源として使われるため、疲労回復やパフォーマンスアップをすることができます。
そのため、それぞれのドリンクでいいところはあるので、目的に応じて摂取することをお勧めします!