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中枢神経の役割

こんにちは。

 

今回は、ヒトが身体を動かす時に命令を出す中枢神経系についてまとめていきます。

中枢神経は、部位によって様々な特性を持っています。

 

 

1.大脳

脳は、大脳、間脳、小脳、脳幹の4つの部位からできており、大脳が1番外側に位置し、それ以外は大脳に包まれるようになっています。

 

大脳の表面は、大脳皮質と呼ばれており、大脳を形作る神経の細胞体が存在しています。

 

大脳皮質は部位によって、役割が異なり、それぞれの領域に番号がつけられています。

 

中でも第4野は運動野と呼ばれ、第6野および第8野は運動前野と呼ばれており、骨格筋の運動を司る重要な部位となっています。

 

第4野に存在するニューロンの細胞体は他と比べ大きく、ベッツ細胞と呼ばれています。

 

2.間脳

間脳の主要部分は、視床視床下部になります。

 

視床は、全身から集められる知覚情報を大脳皮質の適切な部位へと送っています。

 

運動をスムーズに行うためには、フィードバックされる知覚情報に対して筋肉の収縮を適切に調節する必要があります。

 

したがって、運動の制御においても視床は重要な役割を担っています。

 

視床下部は、視床のすぐ下にあり、体内の環境を一定に保つように作用しています。

自律神経系の最高中枢部位として、心拍、体温、水分代謝や睡眠などを制御しています。

 

3.小脳

小脳は、脳幹の後部にあり、運動を円滑に行えるように調節を行なっています。

 

そのため、小脳に障害があると、手が震えたり、まっすぐ歩けなくなったりしてしまいます。

 

 

4.脳幹

脳幹は、中脳、橋および延髄から構成されていて、脊髄と脳をつないでいます。

 

これらは、心臓・血管系や呼吸器系の働きを調節し、生命の維持に欠かすことができません。

 

また、骨格筋に一定の収縮をさせることにより、姿勢の維持にも作用しています。

 

 

今回は、脳を構成する要素についてご紹介しました。

 

いずれも運動を行う上で大切な役割を担っています。

それだけ、運動には脳も大切だということがわかって頂けたと思います。

 

運動をすると、脳にも刺激がいくのでそれだけ脳も活性化させることができるのです!

 

 

今回は以上となります!