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筋疲労の要因⑴

こんにちは!

 

皆さん、最近運動はしていますか?

 

運動をすると、筋疲労すると思いますが、今回はそんな筋疲労をするメカニズムについて考察していきたいと思います!

 

 

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1.神経の疲労

まず1つ目に神経的な疲労が考えられます。

 

筋肉を動かす際に、筋は収縮と弛緩を繰り返します。

 

筋肉をうごさす際に最大努力で筋を収縮させると、張力の低下とともに速筋線維を支配している神経の発火速度が低下します。

 

この時に、筋疲労前と比較して、神経の伝達速度が変化していないため、発火速度の低下は、神経の興奮度が低下したためであると考えられます。

 

2.神経と筋の接合

神経線維の末端は、筋繊維に接しています。

 

この接合部では、神経と筋繊維が直接接しているわけではなく、わずかな隙間があります。

 

神経の刺激であるインパルスが神経線維を伝わってくると、神経線維からアセチルコリンと呼ばれる化学物質が放出され、筋へと情報が伝達されます。

 

高い収縮を繰り返し行うと、この神経と筋の接合部におけるアセチルコリンを介した伝達機能が低下し、筋疲労の原因となると考えられています。

 

 

3.T菅

筋がアセチルコリンを受け取ると、再び筋の刺激であるインパルスが発生し、

 

膜状を筋繊維の方向に沿って伝達します。

 

この膜上には、ところどころT菅と呼ばれる膜を貫くように穴が空いています。

 

インパルスはこのT感を通じ筋繊維の内部へと入ることにより情報が伝達されます。

 

しかし、収縮が繰り返し行われると、筋肉の膜やT菅におけるインパルスの伝達速度が遅くなってしまうために、筋疲労を感じることになります。

 

4.筋疲労を軽減されるためには

今回紹介した筋疲労の原因は、筋の収縮が繰り返し行われ、インパルスの伝達速度が低下するために、おこると考えられています。

 

すなわち、神経の伝達が十分行われなくなってしまい、身体を思ったように動かせなかったり、身体がだるいと感じると言うことですね。

 

では、こういった筋疲労を軽減あるいは回復させるためにはどうすればいいのでしょうか?

 

1つとしては、クールダウンを行うと言うことになります。

 

疲労の原因として、神経の疲労が挙げられます。

 

そのため、トレーニングで使用した神経をリラックスさせてあげることがクールダウンを行うことの理由になります。

 

レーニングを行なった後にクールダウンを行わないと、神経がOFFの状態にならないため、ずっと緊張状態になってしまい回復がうまく行われません。

 

そこで、クールダウンで自律神経の調整を行うことにより、神経をリラックスさせ、伝達速度も回復させることで、筋疲労を軽減することが期待されます。

 

 

今回ご紹介した筋疲労の原因は神経的な面からご紹介しました。

 

次回は、疲労物質と言う点からも筋疲労について考察していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします!

 

本日は以上となります!

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