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コロナウイルスのワクチンはいつできるのか?

こんにちは。

コロナウイルスの影響は私たちの生活様式までも変えそうな勢いですね。

 

一刻も早い収束と経済の再開には、コロナウイルスに対する対策の徹底が鍵と言えることは自明ですね。

 

その中でも、コロナウイルスのワクチンの開発が1番気になるところではないでしょうか。

 

新型コロナウイルスの治療薬

安倍晋三首相は、5月4日の記者会見で、抗インフルエンザ薬である「アビガン」を、新型コロナウイルス感染症の治療薬として5月中の薬事承認を目指していることを明らかにしました。

 

※アビガン

富士フィルム富山化学が開発した新型インフルエンザ治療薬で、ウイルスが体内で増殖するのを防ぐ薬剤で、国内では治験や研究が進められている。

 

また厚生労働省は、治療薬として「レムデシビル」を週内にも日本での製造販売を承認する方針です。

 

※レムデシビル

静脈内に投与する点滴注射薬で、エボラ出血熱のために開発されていた薬である。

 

万が一、新型コロナウイルスに感染してしまった際の対応策は、治療薬の承認という形で方向が示されそうです。

 

 

 

急がれるワクチン開発

3月3日にアメリカ国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、

「ワクチンを使えるようになるまでには少なくとも一年半はかかる」

と発言しています。

 

この理由としては、ワクチンの開発プロセスが長い開発期間を擁しているためである。

通常、テストにかける候補ワクチンを見つけるためには数年をかけられることが多いです。技術の進歩により、このステップを大幅に短縮し、数週間で済ませることができるかもしれないそうです。

 

しかし、実際に人に対して投与する過程を短縮することは、かなりのリスクになるため、削ることはできません。

 

臨床試験は通常3つのフェイズに分かれており、

フェイズ1は、健康な人に対してのワクチンの安全性の評価。これにおおよそ3ヶ月。

フェイズ2は、数百人に対して投与して、抗体をつくることができるのか。様々なデータを収集する必要があるため、半年以上の時間を要します。

フェイズ3は、さらに対象を増やし、数千人規模での治験データを得ます。ここでも半年近くの時間がかかります。

 

ここまで終わった後に、ワクチン認可の段階に入るため、様々なデータを提出し、認可されるまでにはさらなる時間をようするのです。

 

つまり、ここまで読んでいただければ分かる通り、本当に早くても一年半、通常であれば、5年以上かかるプロセスになっているのです。

 

ワクチンに頼った、コロナウイルスの収束にはこれから一年でどうこうできる問題ではないかもしれません。

 

 

ステイホーム、我慢

緊急事態宣言が出されてから、もう1ヶ月。

確かに自粛疲れがあるかもしれません。

でも、冷静に考えて欲しいのは、その行動ひとつで誰かの命が失われる可能性もあるということです。

 

自分は大丈夫。じゃないんです。

そんな時こそ、自分以外の人を思いやれるかどうか。

これがコロナ時代にできること。

今の時代、失われていた思いやりの気持ちをコロナが思い出させてくれているのかもしれません。