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腰痛を直すための考え方

前回、腰痛にはどのようなものがあるのかご紹介していきました。

今回は、その腰痛がどうして起きてしまうのか。

どうやったら改善することができるのかについてお伝えしていきます!

 

 

 

骨盤のフォースカップルリレーションシップ

フォースカップルリレーションシップとは、簡単に説明すると、筋肉が相互的に作用することで体は安定しているということに

なります。今回は、腰痛について考えてみると腰が痛いという症状があったとしても必ずしも腰に原因があるわけではないので

す。というもの、腰が痛くなる場合には、腰の上下に位置する胸椎や骨盤の動きが悪く、その影響で腰を痛めるというのが多く

なっています。骨盤周りで考えると様々な筋肉がバランスを取り合うことで、正常な姿勢をキープしています。しかし、このバ

ランスが崩れてしまうと、姿勢が悪くなり、結果として腰に負担がかかるということが起こり得ます。

 

筋肉が硬くなるとバランスが崩れる

こちらの図は、骨盤を動かすための主な筋肉になります。

骨盤は前傾や後傾という動きをこれらの筋肉によって行います。

骨盤の前傾がいわゆる腰が反っている状態で、後傾だと腰が丸まっている状態になります。

そして、骨盤は体重を支える土台となるため、バランスが非常に大切になるのです。

ここで大切なので骨盤が前傾したり後傾したりすることは悪いことではありません。しかし、どちらかの動きしか出来ない場合には体のバランスを取ることが出来なくなってしまいます。そのため、骨盤を前傾と後傾どちらもできるというのが理想的な状態になります。

 

骨盤の前傾

それでは骨盤を前傾がなぜ起こるのかについて考察していきます。

 

腸腰筋

腸腰筋(ちょうようきん)は、骨盤から大腿骨(足の骨)へと繋がっている筋肉で、足を上げるときに使う筋肉になります。

椅子に長時間座っていると、この腸腰筋は収縮している状態になり硬くなりやすいです。すると、骨盤を前に引っ張ってしまうため、骨盤が前傾になり腰が反りやすくなってしまいます。

 

大腿四頭筋

足の筋肉である大腿四頭筋の中でも大腿直筋は、骨盤から膝にかけての筋肉になります。この筋肉も硬くなると骨盤を前傾させてしまうのです。

 

脊柱起立筋

背中の筋肉である脊柱起立筋も硬くなってしまうと、背中を反ってしまいます。

 

そのため、今あげた筋肉が硬くなってしまうと骨盤が前傾してしまい、後傾しづらくなってしまうのです。

腰が反っていたいという方はこれらの筋肉を伸ばしてあげること、ストレッチしていく必要があります。

 

 

骨盤の後傾

反対に骨盤の後傾をするためには、ハムストリングス、腹筋群、臀筋群を鍛えていくということが必要になります。

骨盤が前傾になってしまうと、腰が反りお腹が伸びてしまうため、お腹に力が入りづらくなります。そのため、女性で腰が反ってしまう方は腹筋をうまく使うことが出来ていないため、ぽっこりお腹が気になってしまうのです。

 

お尻や裏ももの筋肉も骨盤を正しいポジションにするためには必要な筋肉になります。

座っていることが多いとこれらの筋肉は使うことが出来ません。

歩行時に意識できるようであれば、感覚としては問題ありません。

しかし、使い方がわからないという場合や筋力が不足している場合にはトレーニングなどで鍛えていく必要があります。

 

まとめ

骨盤の前傾や後傾を意識的に出来ないと腰を痛めてしまう可能性があります。

そして、固い筋肉はほぐして、弱い筋肉を鍛えるというのが基本的な考えになります。

しかし、自分ではどこが硬くて、弱いかを判断するのは難しいです。

一度専門家にみてもらうなどして自分の体の特徴を把握するのもお勧めです!

 

今回は以上になります!