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みかんを食べると風邪は引かないというのは嘘?!

みかんを食べると風邪を引かないまたは、

風邪を引いても風邪がすぐ治るなどといったことを聞いたことがあると思います。

 

今回は、そんなみかんについて栄養的な観点から考察していきます!

 

 

なぜみかんを食べると風邪を引かないと言われているのか

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それでは、なぜみかんが風邪予防になると言われているのでしょうか。

その1つにみかんにはビタミンCが豊富に含まれています。

 

このビタミンCには抗酸化作用があり、風邪にもきくと考えられているのです。

その理由としては、1970年代に、ノーベル賞受賞者ライナス・ポーリングビタミンC

が風邪を予防・緩和する可能性があると発表したことが発端になっています。

 

しかし、最近の研究からビタミンCは風邪予防には効果がないという報告もあります。

 

 

ビタミンCは風邪予防にはならない

その後の研究で、普通の人が常時ビタミンCを摂取しても風邪の罹患率への効果は認められませんでした。

 

しかし、わずかながら風邪の症状を短縮するという効果がありました。

さらに、極度の運動(マラソン、スキー)などを行った場合に限り、ビタミンCを摂取していると、風邪への感染が半分程度に減少したという結果も出ています。

 

また、ビタミンCを摂取しても身体への影響は報告されていません。

 

 

有効成分〜β-クリプトキサンチン〜

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しかし、みかんにはその他にも身体へ有効な成分が含まれています。

それはβ-クリプトキサンチンと呼ばれる物質です。

効果をまとめると

 

といった素晴らしい効果があるのです!

 

このような効果を得るために必要なβ-クリプトキサンチンの量は3mgと

言われており、およそみかん1個で1.5gほど含有しているため、2個食べれば1日の必要量を摂取することができます!

 

まとめ

みかんには風邪予防に効果的であるとされていますが、実際にはあまり効果は認められません。

しかし、激しい運動をする際には、風邪を予防する可能性があります。

 

また、みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンは、動脈硬化の発症リスクを抑えたりする効果があるので積極的に取るものいいですね!

 

今回は以上となります!